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09月30日-07号

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  1. 交野市議会 1997-09-30
    09月30日-07号


    取得元: 交野市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-29
    平成 9年  9月 定例会(第3回)1.開議  平成9年9月30日午前10時00分1.出席議員     (議席)     1番  笹倉 徹     2番  小林弘子     3番  中上さち子    4番  吉井治海     5番  浅田一介     6番  稲田美津子     7番  渡辺利雄     8番  堀 憲治     9番  岩本健之亮   10番  山口幸三    11番  谷 秀夫    12番  白岩陽太郎    13番  大中寛次    14番  山添武文    15番  吉坂泰彦    16番  有井貞登    17番  辻本護邦    18番  栗原俊子    20番  竹内友之輔1.欠席議員    19番  大岡元七郎1.議会事務局職員出席者  局長    林 充彦   次長    雲川安晃  課長代理  東 良昭   係長    前田秀雄  事務職員  福田美樹1.法第121条による出席者 市長         北田輝雄  助役         田中宏治 助役         阪長 保  収入役        奥西正明 教育長        永井秀忠  理事         中奥正孝 理事         橋川英男  理事兼環境事業部長  北岡 紘 理事兼国体室長    河野幸恵  理事兼会計室長    梅本 實                  理事兼水道事業管理者 理事兼都市整備部長  金谷行允             林  隆                  職務代理者水道局長 理事兼市民生活部長  奥田鐵彦  理事         小川武士                  理事兼教育次長 理事         森本恭司             松本雅文                  兼教育管理部長 理事兼消防長            北田樹徳  行財政改革推進室長  阪長 敏 兼消防署長 防災対策室長     山本富一  総務部長       雲川勝己 農業委員会事務局長                  保健福祉部長 兼市民生活部参事   大門喜雄             中村由美子                  兼福祉事務所長 兼農政商工課長 都市整備部参事    辻 勝昭  都市整備部参事    山本光茂                  同和対策室長 特別事業対策室長   加嶋喜市             川崎勝博                  兼人権擁護推進室長 生涯学習推進部長            武田博甫  学校教育部長     米田奉尚 兼図書課長 総務部長次長            北田照夫  総務部次長      佐治秀隆 兼税務長 市民生活部副参事 兼環境生活課長兼         保健福祉部次長 公害・水質係長兼   栗田崇彦  兼社会福祉課長    柴野東樹 消費・環境衛生係長        兼福祉サービス課長 兼水質検査室長                  教育管理部次長 環境事業部副参事   龍見勝彦  兼教育総務課長    加地健彦                  兼保健給食課長                  生涯学習推進部副参事 学校給食センター所長 森田安弘             中角弘文                  兼社会教育課長 行政委員会事務局長  星野義博  行財政改革推進室課長 菱田 仁 秘書室長            松本孝則  課税課長       根本謙次 兼生活文化課長 納税課長       中林善造  市民課長       林 幸正 保険年金課長     西川 豊  リサイクル推進室長  吉井幸男 環境第2課長     野島正文  公園みどり課長    三宅 昇 下水道課長            奥野隆雄 兼天野川清掃工場長議事日程平成9年9月30日日程第1  議案第35号 平成8年度交野市一般会計歳入歳出決算認定について日程第2  議案第36号 平成8年度交野市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について日程第3  議案第37号 平成8年度交野市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について日程第4  議案第38号 平成8年度交野市交通傷害補償特別会計歳入歳出決算認定について日程第5  議案第39号 平成8年度交野市老人保健特別会計歳入歳出決算認定について             以上、決算特別委員会付託議案日程第6  議案第41号 工事委託協定の一部変更について(市道私市中央線JR片町線交差部歩道設置事業に伴う片町線河内磐船星田間和部こ道橋新設工事委託協定)日程第7  議案第43号 平成9年度交野市一般会計補正予算(第3号)について             以上、総務文教常任委員会付託議案日程第8  議案第40号 平成8年度交野市水道事業会計決算認定について日程第9  議案第42号 工事請負契約締結について(津田汚水幹線布設工事(第2工区))             以上、建設水道常任委員会付託議案日程第10 議員提出議案第10号 第4次急傾斜崩壊対策事業5箇年計画の策定に関する意見書の提出について日程第11 議員提出議案第11号 ごみ処理に係るダイオキシン対策の強化に関する意見書の提出について      (午前10時00分 開議) ○議長(竹内友之輔) おはようございます。これより本日の会議を開きます。まず事務局から本日の出席状況を報告いたさせます。事務局長。 ◎事務局長(林充彦) おはようございます。議員の出席状況をご報告申し上げます。本日の会議出席議員は19名でございます。なお、大岡議員は所用のため欠席の旨、届け出がございました。以上で報告を終わります。 ○議長(竹内友之輔) 本日の議事はお手元に配布いたしました議事日程のとおり定めておりますので、ご了承願います。 この際お諮りいたします。議事整理の都合上、決算特別委員会委員長審査報告当該委員会に付託された案件を一括して報告願うことにご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(竹内友之輔) ご異議なしと認めます。よって決算特別委員会に付託された案件の審査報告委員長より一括報告願うことに決しました。 日程第1 議案第35号 平成8年度交野市一般会計歳入歳出決算認定について 日程第2 議案第36号 平成8年度交野市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について 日程第3 議案第37号 平成8年度交野市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について 日程第4 議案第38号 平成8年度交野市交通傷害補償特別会計歳入歳出決算認定について 日程第5 議案第39号 平成8年度交野市老人保健特別会計歳入歳出決算認定について 以上5件を一括議題といたします。本件に関し委員長の報告を求めます。決算特別委員会堀委員長。 ◆決算特別委員長堀憲治) ただ今議題となりました議案第35号 平成8年度交野市一般会計歳入歳出決算認定について、議案第36号 平成8年度交野市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について、議案第37号 平成8年度交野市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、議案第38号 平成8年度交野市交通傷害補償特別会計歳入歳出決算認定について、議案第39号 平成8年度交野市老人保健特別会計歳入歳出認定について、以上5議案が去る9月16日の本会議において当委員会に付託され、同日本会議閉会後に委員会を開いた結果、市財政運営が適切かつ効果的になされたかを細部にわたり慎重に審査すべきであるとの観点から継続審査とすることを決定し、閉会中、継続審査の申し出を議長に提出しておりますので、よろしくお願いいたします。 以上で報告を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(竹内友之輔) 委員長報告はお聞きの次第でありますが、今後なお一層慎重審査を要するため、議長あてに閉会中継続審査の申し出がなされております。 お諮りいたします。議案第35号、第36号、第37号、第38号及び第39号については、委員長申し出どおり、閉会中継続審査に付することにご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(竹内友之輔) ご異議なしと認めます。よって議案第35号、第36号、第37号、第38号及び第39号については、閉会中継続審査に付することに決しました。 日程第6 議案第41号 工事委託協定の一部変更について(市道私市中央線JR片町線交差部歩道設置事業に伴う片町線河内磐船星田間和部こ道橋新設工事委託協定) 日程第7 議案第43号 平成9年度交野市一般会計補正予算(第3号)について 以上2件を一括議題といたします。本件に関し委員長の報告を求めます。総務文教常任委員会堀委員長。 ◆総務文教常任委員長堀憲治) ただ今議題となりました議案第41号及び第43号についての総務文教常任委員会における審査の経過概要と結果の報告をさせていただきます。 本議案につきましては、去る9月16日の本会議において当委員会に付託され、9月18日に委員会を開き、質疑、討論並び採決を行ったものであります。 なお、報告に先立ち、委員会においては多くの質疑、答弁が交わされ、慎重に審査しましたが、委員長報告での質疑、答弁は時間の都合上その大部分を割愛させていただきますので、よろしくお願いいたします。 まず議事に入ります前に、JR片町線和部こ道橋新設工事状況及び災害復旧工事個所の視察を行いました。 それでは議案第41号 工事委託協定の一部変更について(市道私市中央線JR片町線交差部歩道設置事業に伴う片町線河内磐船星田間和部こ道橋新設工事委託協定)の質疑の概要を申し上げます。 まず「今回議案に上がっている追加工事について、交渉内容等については聞いているが、最初の工事発注時、市としてJR側とどのような打ち合わせを行い、また作業内容等チェックを行ったのか」との問いに対し、「平成4年に市としてJR側軌道敷地内の道路拡幅工事が可能かどうかの協議に入った。その後、工事の打ち合わせを行ったが、鉄道旅客運行の基準等があり、一般土木工事とは違うため、JR西日本鉄道と工事についての委託契約をした。その結果、工法、期間、概算費用等の明細が出てきたが、具体的な細かいチェックについて技術的にも不可能なのでJR側の設計の中で対応していただいた」との答弁がありました。 また「今回の追加工事についても言えるが、交野市として公共事業工事を発注する上での最低基準条件整備はどのように設けているのか」との問いに対し、「今回のような鉄道敷の下部の工事について、鉄道側と都市側の役割分担については建設省、運輸省の協定がある。つまり市側が設計書によって工事申請し、鉄道側が設計書に基づき工事を行う。その際、かかった費用についてはすべて市が負担するというのが基本ルールである。しかしその際、JR側が積算した金額を当然こちらでチェックすべきであるが、残念ながらどこの市町村も積算された鉄道の安全対策費チェックする能力を備えていない。今後、厳正なチェックを行うためには、例えば大阪府下連合でそういった調査機能市町村側に持つというような対策を講じなければならない」との答弁がありました。 また「最終的に和部こ道橋の両サイドに道路を新設するが、そのための用地費用あるいは借地料等が今までに計上されているが、それらを含めた完成までの総事業費の見通しはどのように立てておられるのか」との問いに対し、「まず平成4年の決算で委託料として675万6800円で、平成5年にも詳細設計に入るということで委託料として2114万4941円でJR西日本鉄道と契約し、これにより現在の工事を進めている。それ以外に平成5年に埋設管の調査として41万2000円で実施した。また用地買収費として平成8年度の決算時にすべて買い戻しを行い、2億8093万3463円となっている。なお、JRの軌道敷地内にJR側から取得すべき用地があるが、単価については現在協議中である。そしてポンプ施設あるいは電気照明施設といった附属施設に関する費用、更に軌道敷地内を外れる市道の部分の工事にかかる費用として概算7000万程度、また本体工事で4億数千万、借地料で1600万等を含め、総トータル8億4千数百万円程度を総事業費として見込んでいる」との答弁がありました。 以上のような質疑、答弁の後、討論に入り、「結果的に進めざるを得ない工事なので当然賛成の立場である。しかし、今までの経緯を見ると少しお任せ主義な部分や、市としての意向が伝わっていない部分がある。当然こういった公共事業工事は基本的に市民に理解される諸条件については、きっちりとした取り組みが理解されるようにすべきである。今後、今回の教訓を活かし、トータルとして市民に納得していただけるものにし、また投資した事業費が単なる安全対策費だけにとどまらないよう策を検討していただくようお願いして賛成する」との賛成討論があり、採決の結果、満場一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に議案第43号 平成9年度交野市一般会計補正予算(第3号)についての質疑の概要を申し上げます。 まず「今回、補正予算災害復旧工事主要施行個所17ヵ所が計上されているが、それ以外に把握されている危険個所についての対策は」との問いに対し、「道路等の陥没あるいは河川の崩壊等危険個所については、緊急対応という形で復旧工事を行っている。それ以外の個所については各区長さん等から要望があるが、我々の考えている危険個所としての判断に合わず先送りになるものや、予算にも枠があるので対応しきれないものがあるが、道路河川維持管理で対応し、また危険個所についての把握に努めていきたい」との答弁がありました。 また「風水害に対する防災対策はどのようにされているのか」との問いに対し、「本市においては雨の対応で大変苦慮しているが、自然現象なのでなかなか対応しきれないというのが実態である。現在、交野市内では河川については1時間当たり30mm対応、それ以下の水路については20㎜対応であるが、それ以下になると、例えば先般の雨のような降雨量になると、水路によっては発砲スチロール等のゴミが詰まったり、局所的に変曲している個所があり浸水した。今後改善ができないか、また経費的に安くできないか現在検討中である」との答弁がありました。 また「京阪高架下周辺はゆうゆうセンターが建設され、また土地区画整理事業を予定しているエリアだということだが、それを踏まえた上での水の問題をどのように考えてきたのか」との問いに対し、「水を制することの大切さは十分認識している。今後の問題として行財政改革を取り組む上で、災害はいつ来るか予測できないが、金額的にどれだけ見込んでおくべきかを精査しながら財政計画を立てなければならない。また、ゆうゆうセンターあるいは区画整理事業については一定の水のことを考え、水路の流動的な付け替えあるいは管の口径の拡大化を考えた対策を講じている」との答弁がありました。 また「今回計上されている私市排水浸水対策調査委託料の内容は」との問いに対し、「委託料の内容については、先般、天野が原京阪高架下周辺の浸水の原因を調べた結果、私市地区の雨水を大西川から小久保川ヘポンプアップし天野川へ流すことである程度対応できる。そのためのポンプアップの容量等を専門的に調査するためのものである。ただ付け加えれば、私市排水区の問題は大西川の抜本的な河川の付け替えを行わなければ解決できないと考えているが、これには地主、地元の完全なご理解、ご協力が必要なので、これから協議しながら対策を講じていきたい」との答弁がありました。 また「開発された地域の遊水泡は、山に浸透されるべき水が下流に流れ込むのを防ぎ、一定水量をためるものであるが、先般の降雨時に遊水池としての機能を発揮したのか」との問いに対し、「直接見ていないが、地域の方、例えば遊水泡から下流の方から遊水池の機能を果たしていないという苦情を聞いていないので、機能は果たしていたと考えている」との答弁がありました。 また「危険個所等について、例えば河川であれば降雨量何㎜以上でこの河川は危険だというような情報を、自治会あるいは区長を通じて付近住民に知らせることにより、大災害あるいは大事故等を引き起こさないということにつながると思うが」との問いに対し、「今回の災害で路面崩壊あるいは水路崩壊となった個所は、今まで危険個所として認識していた所ではない。このようなことが度重なり崩壊等が起これば当然危険個所として認識しなければならないが、初めて崩壊等が起こった個所について即危険個所と認識するのは危険であると考えている。また降雨量等については交野市内にアメダスを備えているが、市内でも降雨量のばらつきがあるため、実際何㎜だということはお話できないので、常日頃から市民の方が雨に対する認識を持っていただくことが大切だと考えている」との答弁がありました。 以上のような質疑、答弁の後、討論に入り、討論はなく、採決の結果、満場一致をもって原案のとおり可決されるべきものと決しました。 以上で本委員会に付託された議案の審査報告を終わらせていただきます。ご静聴ありがとうございました。 ○議長(竹内友之輔) 委員長報告はお聞きの次第であります。これより第41号議案委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(竹内友之輔) 質疑なしと認めます。これより討論に入ります。討論はありませんか。15番、吉坂議員。 ◆15番(吉坂泰彦議員) 議案第41号について意見を述べたいと思います。 市民の税金を預かり、それを執行する理事者の方は、今後この件を教訓にして二度とこのような税金の無駄遺いに近いというんですか、本当に残念な支出をしなければならんということを思ってくれて、今後の執行に当たってほしいということを付けて賛成をします。 ○議長(竹内友之輔) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第41号を採決いたします。本件は委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。 ◆(全員) 異議なし。 ○議長(竹内友之輔) ご異議なしと認めます。よって本件は委員長報告のとおり可決されました。 次に第43号議案委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(竹内友之輔) 質疑なしと認めます。これより討論に入ります。討論はありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(竹内友之輔) 討論なしと認めます。 これより議案第43号を採決いたします。本件は委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。 ◆(全員) 異議なし。 ○議長(竹内友之輔) ご異議なしと認めます。よって本件は委員長報告のとおり可決されました。 日程第8 議案第40号 平成8年度交野市水道事業会計決算認定について 日程第9 議案第42号 工事請負契約締結について(津田汚水幹線布設工事(第2工区)) 以上2件を一括議題といたします。本件に関し委員長の報告を求めます。建設水道常任委員会大中委員長。 ◆建設水道常任委員長大中寛次) ただ今議題となりました議案第40号及び議案第42号についての建設水道常任委員会における審査の経過概要と結果の報告をさせていただきます。 本議案につきましては、去る9月16日の本会議において当委員会に付託され、9月18日に委員会を開き、質疑、討論並びに採決を行ったものであります。 なお、報告に先立ち、委員会では多くの質疑、答弁が交わされ、慎重に審査しましたが、委員長報告での質疑、答弁は時間の都合上その大部分を割愛させていただきますので、よろしくお願いいたします。 それでは議案第40号 平成8年度交野市水道事業会計決算認定についての質疑の概要を申し上げます。 まず「水道事業会計が赤字になった理由は」との問いに対し、「基本的には給水収益だけを見ますと、今回の料金改定を願い、最終10年度までのものも含めてもまだ販売損失が生じており、他には利子収入の減少、大阪府営水値上げ消費税の導入、諸物価の上昇などが大きな要因である」との答弁がありました。 また「退職引当金として企業会計積み立てを行い、健全運営を行うのが普通であるが、今日の一般会計が大変厳しい状況下にある中で、一般会計において退職金の積み立てが非常に困難であるので、退職数年前に企業会計に移勤し支払いすれば一般会計の支出が少なくて済むが、一般会計勤務年数、そして企業会計勤務年数を計算し、その勤務年数に応じて各会計別に支払いしていく方法を考えては」との問いに対し、「現行の公営企業法から言えば別々に積算し、支払いするのが当然であるが、現実には全国の地方自治体においては皆無に等しい。なぜならば企業会計に一生勤務することはほとんどなく、市長部局すなわち一般会計一定年数は勤務するといったように人事交流があり、半分半分の勤務年数になるのが普通であるため、しかし企業法の独立採算という趣旨から言えば、今後市としてどのようにするか考える必要がある」との答弁がありました。 また「昨年中頃から料金改定され、現在その途中であって改定済みではないが、この段階において将来の経営見通しについて考えておかなければならないと考える。例えば定期的に料金改定を考慮し、基本的に企業会計として指針を徹底しなければ不安であると考えるが」との問いに対し、「基本的には安定期に入れば給水収益料金収入だけで賄えると思うが、現在では先行投資というものが出ており、この部分をほかの収益である負担金、分担金を含めて収支だけは現在賄える状況にあるが、物価上昇分、また来年10月以降大阪府が高度浄水処理水を全面的に採用し、20%前後の値上げが予定されており、消費税5%も実態として負担しており、現在行っている料金改定の完全な終了を待たずして改定をせざる状況にあり、大変厳しいと考えている。料金改定は電気、ガスのように諸物価の変動により調整値上げを水道の公営企業でも認められれば営業上も事業推進する上でもよいと思うが、交野のまちづくりを見定めて今後とも安定に努める」との答弁がありました。 また「これまで11年間料金改定をせずにおいしい水を追求し、市民に供給してきたが、もう1つの柱である料金については今後どうするのか」との問いに対し、「自己水をやめて府営水に移行すると料金は値上がりする。11年間施設設備の投資が少なく、企業努力により料金負担増をお願いすることなくやってきたが、その分必要な投資を控えたこともある。施設設備が30年間経過し、今後どのように維持するか、更新するかにより相当規模の投資額が必要となる。また地下水がどれだけ確保できるかという自己水依存の将来見通しも持たなければならない。これらの状況を踏まえ、安くておいしい水を供給するように努めるが、料金が上がっていかないとのことではない。できる限り安くという考えである」との答弁がありました。 以上のような質疑、答弁の後、討論に入り、「水道料金の改定の条例案に対して反対した立場であり、政策にありましたおいしくて安い水を供給していくということであったが、昨年値上げが大幅で市民負担が非常に増えるということで、一定段階的に実施されているが、値上げ幅を抑えて市民の理解を得て進めていくべきである。やはり2つの基本の上に立って、その上で企業努力をすべきである。職員の方々の努力は認めているが、市民に負担をかけている値上げがあったので反対する」との反対討論がありました。 また続いて「11年間料金を据え置いたしわ寄せが市民に値上げという形もあり、その中で努力され段階的な値上げということにし、水道事業会計の安定に努められ、一般市民消費税を負わせない。更に長期的な財政計画を立て、健全なる運営を望む」との賛成討論があり、採決の結果、賛成多数をもって原案のとおり認定すべきものと決しました。 次に議案第42号 工事請負契約締結について(津田汚水幹線布設工事(第2工区))についての質疑の概要を申し上げます。 まず「津田汚水幹線第2工区であるが、交野市の地域は何mか」との問いに対し、「交野市域は334m、市道春日線までで交野市の工事はこれで終了する」との答弁がありました。 また「工事施工については指名競争入札をとられているが、業者選定の方法は」との問いに対し、「選定の基準は本来であれば1億7000万円ほどの金額であるので制限付き一般競争入札に付さなければならない事例であるが、対象事業については設計金額が1億円以上であり、金額面では該当するが、推進工法は高度の技術は必要がないということで一般競争入札に該当しないため指名競争入札とし、地元業者あるいは営業実積のある11社を選定委員会で決定した」との答弁がありました。 また「選定委員会の構成は」との問いに対し、「構成は助役、契約担当、都市整備部の担当理事、教育委員会理事、契約担当部長、工事担当部長、都市整備部長級2人、総務部次長の9人である」との答弁がありました。 以上のような質疑、答弁の後、討論に入り、討論はく、採決の結果、満場一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で本委員会に付託されました議案の審査報告を終わらせていただきます。ご静聴ありがとうございました。
    ○議長(竹内友之輔) 委員長報告はお聞きの次第であります。これより第40号議案委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(竹内友之輔) 質疑なしと認めます。これより討論に入ります。討論はありませんか。4番、吉井議員。 ◆4番(吉井治海議員) 平成8年度交野市水道事業会計決算認定について、日本共産党は反対の意見を表明します。 交野市は市の政策として11年間水道料金を据え置き、安くておいしい水を供給してきました。ところが昨年の3月、市は38.44%の水道料金大幅値上げ案を提案し、昨年の6月議会で原案が一部修正されて可決されました。この値上げはこれまでの市の政策のツケをもろに市民に押しつけるひどいものでした。平成8年度の値上げ率はメーター口径13㎜と20㎜のどちらも使用量20立方メートルで19%余りのアップ、30立方メートルで26%のアップと、市民に負担が重くのしかかりました。決算でも収益勘定で営業収益が料金改定のため前年比で27.5%の大幅増となっています。平成8年度値上げによる当年度純損失見通しでは8262万円となっていましたが、決算では25万8000円の純損失に抑えられています。ということは、水道局職員の経費節減の努力もあったと思われますが、一方、収支見通しの甘さがあったとも考えられ、もっと企業努力をして値上げ幅を抑えることができたと言えます。 以上のような理由で、市民に大きな負担をもたらした平成8年度水道事業の決算に対して反対するものです。建設水道常任委員会で理事者は私の質問に対して、今後安くておいしい水を供給する政策をとっていくと表明しましたが、ぜひその政策を守られるよう強く願うものです。 ○議長(竹内友之輔) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第40号を採決いたします。本件は委員長報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。 ○議長(竹内友之輔) 起立多数であります。よって本件は委員長報告のとおり認定されました。 次に第42号議案委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(竹内友之輔) 質疑なしと認めます。これより討論に入ります。討論はありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(竹内友之輔) 討論なしと認めます。 これより議案第42号を採決いたします。本件は委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。 ◆(全員) 異議なし。 ○議長(竹内友之輔) ご異議なしと認めます。よって本件は委員長報告のとおり可決されました。 日程第10 議員提出議案第10号 第4次急傾斜地崩壊対策事業5箇年計画の策定に関する意見書の提出についてを議題といたします。提出者から提案理由の説明を求めます。栗原議員。 ◆18番(栗原俊子議員) ただ今議題となりました議員提出議案第10号 第4次急傾斜地崩壊対策事業5箇年計画の策定に関する意見書の提出について、議案書に記載の5人の賛成者とともに、提出者としてその提案理由を申し上げます。 なお、提案理由の説明につきましては、意見書案の朗読をもって代えさせていただきますので、議員各位のご理解とご協力を賜りますことをお願いいたします。 急傾斜地崩壊対策事業は、多発するがけ崩れ災害から国民の生命、財産を守り、安全で豊かなうるおいのあるまちづくりを推進するために最も優先的に実施すべき極めて重要な事業であり、緊急かつ計画的に整備すべき国政の重要な課題である。 特に本市においては、面積の約半分が山地で占められ急傾斜地崩壊危険箇所も数多く存在している。 又、近年都市化の進展が著しく山麗まで開発が進みがけ崩れ災害が危惧されることから平成7年にわが町斜面整備構想を策定し、地域計画と一体的に整備を進めている。しかしその進捗は十分とは言えず急傾斜地崩壊対策事業を強力かつ着実に推進することが必要である。 従って、政府におかれては平成10年度を初年度とする「第4次急傾斜地崩壊対策事業5箇年計画」を策定し、所要の事業規模を確保の上、安全で快適な地域社会の基盤形成と良質な生活環境の形成に向けて、急傾斜地崩壊対策事業を強力に推進されるよう強く要望する。 以上のことをどうか議員各位のご審議をいただき、ご可決賜りますようお願い申し上げます。ご静聴ありがとうございました。 ○議長(竹内友之輔) 説明が終わりました。 ただ今議題となっております議員提出議案第10号については委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(竹内友之輔) ご異議なしと認めます。よって議員提出議案第10号については委員会の付託を省略することに決定いたしました。 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(竹内友之輔) 質疑なしと認めます。これより討論に入ります。討論はありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(竹内友之輔) 討論なしと認めます。 これより議員提出議案第10号を採決いたします。本件は原案のとおり提出することにご異議ありませんか。 ◆(全員) 異議なし。 ○議長(竹内友之輔) ご異議なしと認めます。よって本件は原案のとおり提出することに決しました。 日程第11 議員提出議案第11号 ごみ処理に係るダイオキシン対策の強化に関する意見書の提出についてを議題といたします。提出者から提案理由の説明を求めます。小林議員。 ◆2番(小林弘子議員) ただ今議題となりました議員提出議案第11号 ごみ処理に係るダイオキシン対策の強化に関する意見書の提出について、議案書に記載の5人の賛成者とともに、提出者としてその提案理由を申し上げます。 なお、提案理由の説明につきましては、意見書案の朗読をもって代えさせていただきますので、議員各位のご理解とご協力を賜りますことをお願いいたします。 わが国において発がん性や催奇形性等の様々な毒性を有するダイオキシン類による汚染が予想以上の広がりを持っていることが本年6月の環境庁の調査結果によって明らかになった。環境庁の調査地点は全国21地点であるが、それによると都市部の大気中濃度は、90年の測定開始以来最も高く、国内の農村部や欧米各国の都市部の10倍の濃度となっており、極めて憂慮すべき事態となっている。 政府においては、中央環境審議会の答申を受けて大気中のダイオキシンの濃度指針並びに廃棄物焼却施設の焼却炉についての排出抑制基準を設けることとしている。また厚生省においては本年1月にダイオキシンの発生を防止するためのガイドラインを発表し、今後、地方自治体に対し、一定の濃度を超える施設についての緊急改善措置、ダイオキシンの発生の少ない全連続炉の新設、ダイオキシンを含む焼却灰等の無害化処理及び排出濃度の定期的測定・公表を行わせていくこととしている。 ダイオキシンの発生防止のためのかかる施策の実施は極めて重要であるが、それらを地方自治体のみで推進していくことは財政的・技術的にも極めて困難であり、政府の特段の支援が不可欠である。 よって政府においては、ダイオキシンの発生防止を図るために、下記の施策を速やかに推進すべきである。              記1.民間の産廃焼却炉等のダイオキシン排出状況についても調査し必要な規制を図るとともに、ダイオキシンの人体や食品等の汚染状況を常時調査し公表すること。2.ダイオキシン発生の根本原因である塩化ビニール等の廃プラスチックの回収・再資源化を関係企業に強力に行わせること。3.国の廃棄物処理・再資源化対策予算を増額し、全連続炉の新設や既設炉の改善に要する費用の負担について従来以上の助成策を講ずること。4.ダイオキシンの削減に有効なごみの固形燃料化(RDF)やダイオキシン等濃度測定機器の整備に対しても必要な助成を行うこと。 以上のことをどうか議員各位にご審議をいただき、ご可決賜りますようお願い申し上げます。ご静聴ありがとうございました。 ○議長(竹内友之輔) 説明が終わりました。 ただ今議題となっております議員提出議案第11号については委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(竹内友之輔) ご異議なしと認めます。よって議員提出議案第11号については委員会の付託を省略することに決定いたしました。 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(竹内友之輔) 質疑なしと認めます。これより討論に入ります。討論はありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(竹内友之輔) 討論なしと認めます。 これより議員提出議案第11号を採決いたします。本件は原案のとおり提出することにご異議ありませんか。 ◆(全員) 異議なし。 ○議長(竹内友之輔) ご異議なしと認めます。よって本件は原案のとおり提出することに決しました。 ただ今議決されました各意見書については早速関係機関に送付いたします。 この際お諮りいたします。3常任委員会委員長から閉会中所管事項調査のため委員会を開催したい旨の届出があります。3常任委員会委員長申し出どおり、閉会中所管事項調査を許可することにご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(竹内友之輔) ご異議なしと認めます。よって3常任委員会委員長申し出どおり、閉会中所管事項調査を許可いたします。 ただ今、市長よりあいさつしたい旨の申し出がありますので、許可いたします。北田市長。 ◎市長(北田輝雄) 議長のお許しをいただきまして、平成9年第3回議会定例会の閉会にあたりまして一言ごあいさつを申し上げます。 本定例会にご審議をお願いいたしました諸議案のご審査に当たっていただきましたご労苦に対しまして深く感謝申し上げます。平成8年度の一般会計決算ほか4特別会計につきましては、閉会中、特別委員会のご審査を煩わすことになっておりますが、大変ご苦労をおかけいたしますが、何とぞよろしくお願い申し上げます。平成8年度の水道事業会計決算ほか6議案につきましてはすべてご協賛いただきました。ここに改めて厚く御礼を申し上げる次第でございます。 本定例会を通し、各委員会、また一般質問等におきましてもいろいろご提言を含むご指導を賜りました。私はもとより幹部職員をはじめ全職員心を引締め、大変なことではありますが、行財政改革を通して交野市民が安全で安心して心豊かに往んでいただけるまちづくりになお一層精進努力する所存でございますので、引き続きましての変わらぬご指導とご協力を衷心よりお願い申し上げる次第でございます。 いよいよなみはや国体も開催まで25日と迫りました。議員各位はもとより多くの市民皆さん方にも大変ご苦労をおかけいたしますけれども、国体成功に向けてぜひご協力のほどを切にお願い申し上げまして、議会閉会にあたりまして、意は尽くせませんが、お礼のごあいさつとさせていただきます。本当にありがとうございました。 ○議長(竹内友之輔) これにて本議会に付議された案件の審査はすべて終了いたしました。よって平成9年第3回議会定例会を閉会いたします。諸案件の審議に当たられたご苦労に対し深く感謝いたします。どうもご苦労さまでございました。      (午前10時47分 閉会)1.地方自治法第123条第2項の規定により署名する。     旧 交野市議会  議長   谷 秀夫     旧 交野市議会  副議長  笹倉 徹       交野市議会  議長   竹内友之輔       交野市議会  副議長  大岡元七郎       交野市議会  議員   吉坂泰彦       交野市議会  議員   渡辺利雄...